固液気異相界面の界面抵抗と界面摩擦機構のマルチフィジックス
固体・液体・気体の異相間接触によって生じた界面抵抗は,系の代表寸法が小さくなるとその効果が相対的に増加し,従来のマクロ系の伝熱理論が成立しなくなる要因になる.本研究では,伝熱は伝熱面積,濡れは濡れ面積,電気化学反応は反応面積に支配されることに着目し,①固液気の異相間界面抵抗と熱・濡れ・電気化学特性との相関関係を解明するとともに,②スケール効果で顕著となる界面抵抗が摩擦界面の温度や粘性などに著しい影響を及ぼすため,摩擦機構における界面効果を明らかにすることを目的とした.
Link: https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18H01385/